東京秋葉原の電気街の路上で起こった恐怖の出来事で逮捕された容疑者の若者は17人の肉体を傷つけた。そのうち4人はダガーナイフでの一突きによる死であることが分った。
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2008年6月8日に東京電気街秋葉原で起きた犠牲者17人を出した25歳の若者は、マニアの間ではよく知られているらしい福井県のミリタリーショップ、武器販売店で何種類かのナイフを購入した。その購入したナイフの一つがダガーナイフと呼ばれるもので、このナイフの強力な武器力があらためて証明された出来事でもあった。朝日新聞の記事によると、米陸軍特殊部隊、グリーンベレーに在籍したこともある軍事ジャーナリストでかつ作家でもある柘植久慶さんは犯人である若者が一刺しで死亡させるナイフを犯行の武器として選んだ時点で凶悪であると述べておられる。ダガーナイフの特徴は柘植さんによると切りかかるタイプのサバイバルナイフと違い、刃が薄くて細いため力のない人でも使うことができるそうである。またダガーナイフはその刃先に血が付着しにくいので何度使用しても武器能力が落ちないという特性があるそうだ。ウィキペディヤによればダガーナイフは刺すことと投げることに向いた武器で、中世ではブレードアーマーで身を固めた相手に致命傷を与える場合に装甲の隙間からダガーで突き刺して相手に止めを刺すために用いられたそうだ。
犯人が用いたダガーナイフは全長23センチの両刃の短剣型ナイフである。このナイフはそもそも最初から人を死亡させることを目的として作られたナイフであるそうだ。当然である。両刃の短剣がそれ以外に実用性があるだろうか。刺して死亡させる。このためだけに作られた武器なのだ。戦場で瀕死の負傷兵にとどめを刺して楽にしてやるために用いられたのもダガーで、ミセルコルディア、訳してとどめの短剣あるいは慈悲の短剣とも呼ばれたらしい。いずれにしても人を刺して死亡させる目的のナイフであることはその歴史からも明らかであるようだ。司法解剖の結果では犯人の若者は相手を刺したあとで刃を上下に動かしていたということも判明しているらしい。これはこの若者が、この動きを加えると内臓にたいする損傷作用が高まることを知っていた上でやったと捜査本部はみているようだ。アメリカの西部開拓時代にはギャンブラーがよくダガーナイフをブーツに隠しもっていたために一名ギャンブラーナイフとも呼ばれていたそうである。またダガーナイフはアニメゲームの中でも武器として頻繁に登場しておりゲーム好きであったらしい犯行者に影響を与えているかもしれない。
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ダガーナイフは有名なアニメゲーム、ドラゴンクエストにもにもアイテムとして登場しており、若者達に人気のグッズであるらしい。とりあえず趣味的なコレクションとして購入している人たちも結構多いかもしれない。この事件のせいかどうかはわからないが、通信販売でも、ダガーナイフは売り切れているケースがみられる。この事件のせいで販売規制が厳しくなるかもしれないので、早めに買っておこうとする動きもあるのかもしれない。ダガーナイフが武器能力が高いにも関らず若者達に売られているのは、正当な理由なしにダガーナイフなどのような刃物を携帯することは銃刀法で禁止されているが、実際の購入に関する取り決めは販売業者の自主判断に委ねられているからだ。これから先にも今回の秋葉原の出来事の容疑者の若者のように誰でもよいからやっつけたというような人間が出てくることは大いにありうることだから、何らかの対策をとる必要がある。趣味としての武器の収集であれば実際に武器力がなくてもいいだろう。武器力のないダガーナイフをつくることはできないか。収集家や鑑賞者にとってのダガーナイフの魅力が死亡させる能力であるならば、それも難しいか。